立憲民主党は7日、衆院予算委員長に安住淳元財務相(62)を起用する人事を固めた。衆院副議長には玄葉光一郎元外相(60)を推す。党幹部が明らかにした。また、政治改革特別委員長と憲法審査会長のポストも立憲に割り当てられる見通しとなった。
安住氏は宮城4区選出の当選10回で、財務相や国対委員長を歴任。玄葉氏は福島2区選出の当選11回で、外相や国家戦略担当相を歴任してきた。
これに先立ち、自民党の坂本哲志国対委員長と立憲の笠浩史国対委員長は7日、国会内で会談し、衆院の委員長ポストを巡り、予算委員長を立憲、議院運営委員長を自民に割り当てることで合意した。首相ら全閣僚が出席する予算案審議の議事進行で、野党が主導権を握ることになる。
野党議員が予算委員長に就任するのは異例。会談では、17の衆院常任委員長ポストを議席数に基づき「ドント式」で割り当てることでも合意した。自民8、立憲6、日本維新の会と国民民主党、公明党が各1となる。衆院選前は自民13、公明2、立憲2だった。なお自民は衆院議長に額賀福志郎氏を推す方針。
また、坂本、笠両氏は11日召集予定の特別国会の会期について14日までの4日間とすることで合意。坂本氏は特別国会後、早期に臨時国会を召集できるよう努力すると伝えた。【中村紬葵、森口沙織】
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