国民民主党が7日、衆院選で初当選した議員らを対象に新人研修会を行った。神妙な面持ちで“講義”を聞く“玉木チルドレン”の中には、鳩山由紀夫元首相の長男・紀一郎氏の姿もあった。イット!は研修会終わりの紀一郎氏に話を聞こうとしたところ、本人は取材を承諾したものの、党職員が間に入る形でブロックされてしまった。
議員数4倍…新人の教育急務
総選挙で大躍進を遂げた国民民主党。7日、それを象徴する光景が見られた。
この記事の画像(24枚)国民・玉木雄一郎代表:
当選おめでとうございます。
挨拶をする玉木代表の目の前には、初当選した“玉木チルドレン”がずらり。党の新人研修会が行われていた。
国民・玉木代表:
重い責任を背負っていることを、これまで以上に自覚して…。
議席数が4倍に増えたため、新人の教育は急務。イット!は神妙な面持ちで玉木氏らの“講義”を聞く、こちらの新人・鳩山紀一郎氏(48)に注目した。
曾祖父は、自民党の初代総裁も務めた鳩山一郎元首相。そして父は“政界の宇宙人”とも呼ばれた鳩山由紀夫元首相だ。
鳩山由紀夫元首相(2010年):
私の息子が、紀一郎が(ロシアの研究を)手がけることになったということは、鳩山の家としても、非常に嬉しく思っています。
今から14年前、当時研究者だった紀一郎氏が、首相を辞めたばかりの父・由紀夫氏と共にロシアを訪れた際の映像。
鳩山由紀夫元首相(2010年):
友愛精神という心を重視する政策が、今こそ求められている。
「選挙地盤一切引き継いでいない」比例で復活
“友愛政治”を掲げる父に対し、紀一郎氏は“手取り増”を掲げる国民民主党で、初の選挙に臨んだ。
鳩山紀一郎氏(2023年12月):
世襲なのかどうかというところに関連して、選挙地盤、後援会とかそういったものを、一切引き継いでおりません。
東京2区では自民党の議員に2万票近い差をつけられたものの、比例で復活当選した紀一郎氏。
一方で、当選後に党の看板政策「103万円の壁」 に関する“持論”をXに投稿したものの、その後、“諸事情のため”として投稿を一時停止すると表明した。
本人は取材承諾も党職員がブロック
7日、研修会終わりの紀一郎氏に話を聞こうとしたところ、本人は取材を承諾。ところが…。
国民民主党職員:
あの…ちょっと…。
ディレクター:
駄目ですか?
国民民主党職員:
はい、駄目です。
党の職員が間に入る形で、取材はブロックされてしまった。
今後、国民の“手取り増”に向け、国会で議論を交わす「玉木チルドレン」たち。
生の声が聞かれるのは、もう少し先かもしれない。
(「イット!」11月7日放送より)
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