岩屋毅外相は8日の記者会見で、国際協力機構(JICA)が発表した政府開発援助(ODA)情報の漏洩事案を検証する第三者委員会について「ODAに対する国民の信頼回復に努めることを期待する」と述べた。外務省としてJICAの取り組みを監督する意向を示した。

委員会はフィリピンの鉄道改修事業を巡る情報をJICA職員が不正に外部に漏らしたことを受け、事実関係を再検証し再発防止策を検討する。元名古屋高検検事長の高嶋智光氏が委員長を務め、上智大の楠茂樹教授、弁護士の角谷直紀氏、JICAの監事を務める佐野景子氏の4人で構成する。

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