衆院選岐阜4区で落選し、選挙運動員の女性へのセクハラが発覚した自民党の金子俊平前衆院議員(46)について、党岐阜県連は9日、金子氏が自ら離党しない場合、党紀委員会で処分を検討するよう党本部に上申する方針を明らかにした。
県連会長の武藤容治衆院議員は同日、県議らが集まった岐阜市での会合で「今後は政治活動をしない、と金子氏から電話があった」と報告した。
武藤氏によると、重複立候補した衆院選比例東海ブロックで次点となっていることについては、繰り上げ当選を辞退する意向を金子氏が示しているという。
金子氏は次期衆院選の立候補予定者が務める岐阜4区支部長についても、再任を求めない意向だという。
ただ、県連が促した自発的な離党については、返答がないという。村下貴夫・県連幹事長は「しばらく待っても返事が来なければ、党本部の党紀委員会に処分を求めたい」と取材に話した。(荻野好弘)
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