石破茂首相（自民党総裁）は11日、国会内で立憲民主党の野田佳彦代表と会談した。自民党派閥の政治資金問題を受けた政治改革について「年内に与野党で一致できるように努力したい」と呼びかけた。政策活動費の廃止、調査研究広報滞在費（旧文通費）の使途公開などを挙げたという。
野田氏が会談後、記者団に明らかにした。野田氏は政治資金規正法の再改正を念頭に最後は自民、立民の党首会談で決着すべきだと注文した。首相は「持ち帰って検討する」と答えたという。
野田氏は政治改革に関し、企業・団体献金の禁止や政治資金の世襲制限の必要性を訴えた。国会では野党の法案も含めて与野党で審議すべきだとも唱えた。早期に臨時国会を開くべきだとも指摘した。
首相は10日に日本維新の会の馬場伸幸代表と会談し、政治改革での協力を求めた。年内の臨時国会での政治資金規正法の再改正に関して「年内かは別として早急に議論を詰めて結論を得ることは必要だ」と話していた。
鄭重声明：本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。
