石破茂首相は11日夜の記者会見で、与党が過半数割れした先の衆院選に関し「厳しい結果を受け、あるべき国民政党として生まれ変わらなければならない」と表明した。その上で、自民党派閥裏金事件の関係議員に対し「政倫審を含め、あらゆる場を積極的に活用するよう促す」と語った。

首相は政治改革について「年内にも必要な法制上の措置を可能にするべく努力する」と強調。旧文通費の使途公開や政策活動費の廃止に関し「早期に結論を得るべく努力する」と述べた。また、政治資金収支報告書について「データベースの構築は喫緊に行うべき改革だ」と語った。

首相はまた、14日から南米を訪問し、バイデン米大統領や尹錫悦韓国大統領と会談すると説明。トランプ次期米大統領と「なるべく早いタイミングで直接会談する機会を持ちたい」と述べた。

賃上げに関しては「今月にも政労使の意見交換を開催し、議論を加速する」と述べた。

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