きょう11日は新人議員が初登院する晴れの日となった。
一方で、国民民主党代表の玉木雄一郎氏は自身の“不倫”報道を謝罪した。
国民民主党は衆議院選挙で4倍にも議席数を増やし、飛躍した分だけ、今、注目度も期待値も高かった。
FNNは、その玉木代表に直撃した。

決選投票の末 第103代首相に石破総裁を選出

11日午後2時過ぎ、衆議院本会議。
額賀福志郎議長「内閣総理大臣の指名を行います」

衆議院の議長が、首相指名選挙を行うと発言した、まさにその時、腕を組み、静かに目をつむっていた、石破首相。

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1回目の投票では、過半数に達する候補がいなかったため、首相指名選挙は、1994年以来、30年ぶりとなる決選投票となった。

自民党・石破総裁と立憲民主党・野田代表の、2人による決選投票は、午後4時すぎ。

額賀議長:
決選投票の結果、石破茂君を内閣総理大臣に指名することに決まりました。

石破総裁が、第103代首相に選出された。
11日夜、第2次石破内閣を発足させる見通しだ。

玉木代表が元グラドルと「不倫」で謝罪

きょう11日に召集された特別国会は、10月の衆院選で初当選を果たした新人議員が次々と初登院した。

そんな門出の日、大躍進を遂げたはずの国民民主党の新人議員に、まさかの激震が。

国民民主党・新人議員の鳩山紀一郎議員

ーー玉木代表のスキャンダルについて
国民民主党・日野紗里亜議員:

私まだ見てない…。

国民民主党・鳩山紀一郎議員:
これは玉木代表のプライベートの話ですので…。

きょう11日、一部週刊誌が玉木代表の“不倫疑惑”を報じたのだ。
相手は、玉木代表の地元、香川・高松市の観光大使を務める、39歳の“元グラドル”の女性で、2人は7月、同じホテルに宿泊。

そして、総選挙から3日後の、10月30日の夜には、都内のバーで“密会”をしていたと報じている。

11日午前9時すぎ 石破首相と初の党首会談に臨んだ玉木代表

11日午前9時から、石破首相と初の党首会談に臨んだ玉木代表。

玉木代表は「今こそ手取りを増やす経済政策をやるべきだ」と、党の看板政策「103万円の壁の見直し」を、訴えたことについて意気揚々と話していたが、この直後、緊急の謝罪会見を開いたのだ。

玉木代表:
けさ報道された内容については、おおむね事実です。本当に申し訳ありませんでした。

と、“不倫報道”について、「報道はおおむね事実」と認め、深々と頭を下げて謝罪し、「特に妻にはすべて話しました。『こんな大事な時期にこんな報道されて、何やってんだ』と強く叱責(しっせき)を受けました。まったくその通りで、謝罪しても謝罪しても許されるものではないと思っておりますが、謝罪を続けたいと思います」と語った。

その後、記者から質問が相次いだ。

ーー知り合ったきっかけは?
玉木代表:
地元で観光大使もされていましたので、さまざまなイベントでご一緒することもありましたので。

ーー(女性に)なぜひかれたのか?
玉木代表:
妻子ある身で、ほかの女性にひかれたということは、ひとえに私の心の弱さだと思います。

ーー倫理守れなかった人が国を引っ張っていけるか?
玉木代表:
『一番近くにいる人を守れない人は、国を守れない』それはまさに私の妻から厳しく言われた言葉の1つです。子ども・家族に対して謝罪を続けたい。

男女関係については言葉を濁す

そして、躍進を遂げた総選挙の後に、2人で会っていたことについて。

玉木代表:
浮かれた部分があったと思います。大変、冷静さを失った行動だったと反省しています。10月30日の夜に会うことは、妻にも報告していました、事前に。ですから、やましい気持ちはありませんけれども。批判は甘んじて受けたいと思います。

ーーホテルに泊まった時は、奥様に言っている?
玉木代表:

それも言っています。

ーーホテルに一緒に泊まると?
玉木代表:
一緒に泊まるとは言っていませんけれども、ホテルで会うということは伝えています。

ーーぶしつけで申し訳ないのですが、交際関係、男女の関係であったということでよろしいですか?
玉木代表:
プライバシーに関わることなので、詳細はここでは差し控えたいと思うが、妻にはすべて話をしています。

男女関係については、言葉を濁した玉木代表だが、こんな場面もあった。

ーー地元は、奥様が有権者との橋渡しになってこられた面もある?
玉木代表:

はい、あの…私の妻はですね、たぶん日本一、夫のために・・・、地元を守ってくれる妻です。

とし、目に涙を浮かべ、“一生謝罪を続けたい”と述べた。

玉木代表が「イット!」に生出演し直撃

午後の本会議で行われた首相指名選挙では、28票を得た玉木代表。
先ほど、「イット!」に生出演した玉木代表を直撃した。

11日午後4時過ぎ 「イット!」に生出演した玉木代表

青井キャスターが、首相指名選挙で「1回目・2回目と、投票を得たが率直にどう思われたか?」と問うと、玉木代表は「まずは私の個人的な問題について、ご心配・ご迷惑をおかけしたこと、おわび申し上げたいと思います。そのうえで、わが党、28人全員が『玉木雄一郎』と書いてくれました。どこも過半数を取っていない状況の中で、われわれの果たす役割も大きいと思いますので、選挙で約束した政策をしっかり進めていきたいと思っています」と「103万円の壁」の見直しの実現を訴えた玉木代表。

一方で、自身のスキャンダルについて、「週刊誌報道を経て、政策議論の場で玉木さんの発言が弱気にならないか?」と尋ねると、玉木代表は「私は出来の悪い党首なので、わが党には本当に優秀な仲間がいます。優れた仲間の力も借りながら、政策実現を国民のためにやり遂げていきたいと思っています」と答えた。

その玉木代表は、新人議員も出席した党の会合で、謝罪する事態となった。

玉木代表(国民民主党・両院議員総会 正午ごろ):
私も初めて当選登院したことを思い出しました。その晴れの日にまず冒頭、皆様におわびをしなければなりません。申し訳ありませんでした。

この会合では、2025年夏に選挙を控える参議院議員から、「玉木さんを中心にもう1回みんなで出直して頑張ろう」との意見も。
玉木代表は、今後も続投することになったが、国会は初日から波乱の展開だ。
(「イット!」11月11日放送より)

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