自民党の小野寺五典政調会長と公明党の岡本三成政調会長らは12日、国会内で今月中にもまとめる経済対策などを巡り協議した。小野寺氏は会談後記者団に、立憲民主党や日本維新の会など各党と経済対策や税制について意見を聞くことで自公で合意したと明かした。
衆院選での自公過半数割れを受け、予算成立などには野党との政策連携が必要な状況だ。年収が一定額を超えると税金や社会保険料の支払いが必要となり働き控えを招く「年収の壁」について、自公は国民民主党との間で引き上げの是非を巡る協議に入っている。
石破茂首相は11日の記者会見で、小野寺氏に「衆院選で示された国民の声を踏まえ、他党にも丁寧に意見を聞き、可能な限り幅広い合意形成が図れるよう指示した」と話していた。
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