衆議院選挙を受けた特別国会は4日間の日程を終え、14日、閉会します。

これを受け、石破首相は午後、APEC首脳会議に出席するため、南米・ペルーに向けて出発します。

首相官邸前から、フジテレビ政治部・門脇功樹記者が中継でお伝えします。

石破首相は、南米で初めて中国の習近平国家主席と個別に会談する予定で、日中関係の安定化に向けた関係構築ができるかが焦点です。

ペルーのAPEC首脳会議に合わせ、石破首相は現地時間15日に習主席と会談します。

会談で石破首相は、領空侵犯など活発化する中国の軍事活動に深刻な懸念を伝え、日本産水産物の輸入再開実現と深センの児童殺傷事件を受け、在留する日本人の安全対策を講じるよう求める見通しであることがわかりました。

同行筋は「習主席に直接訴える機会がとても重要だ」と話しています。

一方、もう1つの注目はトランプ次期大統領との面会で、南米訪問後、アメリカを訪れることを検討しています。

側近が「2人は意外とウマが合うのではないか」と期待を寄せる一方、同行筋は「会談がセットできなければ話にならない」と話しています。

一方、特別国会は14日で閉幕しますが、野党は早期の臨時国会の召集を改めて要求しました。

11月下旬にも臨時国会が開かれ、予算委員会などでの石破首相の論戦が行われる見通しです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。