立憲民主党は15日、社会保険料の支払いで手取りが減る、いわゆる「130万円の壁」の課題解消を念頭に第1回「年収の壁」国対ヒアリングを開催した。
ヒアリングの冒頭で、長妻元厚労相は「130万円の壁」について「私は壁というより“崖”だと思う。130万円を超えると途端に30万円収入が減ってしまう」と問題点を指摘、「常に深刻だと考えている」と述べた。
「130万円の壁」とは、従業員が50人以下の企業などで働く人の年収が、130万円を超えると配偶者の扶養から外れ、国民年金や国民健康保険の保険料の支払いが発生する制度で、働く人の手取りが減少することから働き控えの一因とされている。
立憲は13日、「130万円の壁」の解消にむけ、年収200万円までを対象とし、保険料分を給付で補う法案を国会に提出。立憲は、国民民主党が掲げる「103万円の壁」の見直しとセットで「130万円の壁」も見直すべきだと主張している。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。