石破首相は、南米・ペルーでまもなく開幕するAPEC(アジア太平洋協力会議)の首脳会議に出席します。

同行しているフジテレビ政治部・門脇功樹記者が中継でお伝えします。

石破首相は、会議初日からアメリカのバイデン大統領のほか、中国の習近平国家主席と個別に就任後初の首脳会談に臨む予定で、課題山積の日中会談は今回の山場となります。

米中首脳が出席するAPEC首脳会議で石破首相は、自由で開かれた貿易や投資の推進を訴える方針です。

貿易で自国利益優先の立ち場をとるトランプ氏の大統領就任を控え、どこまで各国首脳が認識を共有できるかが焦点です。

一方、石破首相は日本時間の16日朝に習近平主席と会談し、日中が共通利益を拡大する「戦略的互恵関係」の推進を確認する見通しです。

さらに石破首相は、活発化する中国の軍事活動に対する深刻な懸念を伝えるほか、日本産水産物の早期輸入再開を求める見通しです。

外交筋は、トランプ政権の発足前に「中国は日本との関係を安定させたいはずだ。日本にとってチャンスになり得る」と期待感を示しており、前向きな回答を引き出せるかが焦点です。

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