会談に臨む石破首相、バイデン米大統領(奥中央)、韓国の尹錫悦大統領(左端)ら(15日、ペルー・リマ)=共同

日米韓首脳共同声明の要旨は次の通り。

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【3カ国連携】

枠組みの固定化に向け、安全保障分野などでの協力を調整する事務局組織を新設する。自由で開かれた、ルールに基づく国際秩序への支持を堅持する。

【ロ朝軍事協力】

ウクライナ侵略を続けるロシアへの北朝鮮派兵を巡り、侵略戦争を危険な形で拡大するロ朝指導者の決定を強く非難。ロ朝軍事協力の深化は、国連安全保障理事会の常任理事国というロシアの地位を踏まえれば特に悪質だ。ウクライナ支援を継続する。

【北朝鮮】

違法な大量破壊兵器と弾道ミサイル開発に関し、資金調達のための武器移転やサイバー活動に重大な懸念を表明。3カ国の取り組み拡大で北朝鮮に対抗する。北朝鮮の日本人拉致問題の即時解決を求める。

【インド太平洋】

南シナ海での不法な海洋権益に関する主張に反対する重要性を共有。台湾海峡の平和と安定はインド太平洋地域の安全と繁栄に不可欠だ。一方的な現状変更の試みに強く反対する。新たな海洋安全保障と法執行協力の枠組みを発表する。

【経済安全保障】

協力を深化する。技術分野の安全保障に関する3カ国の連携の必要性について一致し、次世代の重要・新興技術協力をさらに進める。

(リマ=共同)

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