ペルーの首都リマ郊外で故フジモリ元大統領の墓を訪れ、手を合わせる石破首相(16日)=代表撮影・共同

林芳正官房長官は18日の記者会見で、石破茂首相がペルーで開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議閉幕の集合写真撮影時に不在だったことに言及した。「首脳会議の成果や各国首脳との関係構築に影響を与えたと考えていない」と述べた。

首相は16日、首脳会議の合間を縫って9月に死去したペルーのアルベルト・フジモリ元大統領の墓を訪れて献花した。首脳会議の会場に戻る際に事故渋滞に巻き込まれ、閉幕時の集合写真の撮影に間に合わなかった。

林氏は「議事進行が全体的に予定より遅れる状況で首相は首脳会議に加え、当初から予定していた日程をこなした」と語った。「集合写真への出席を予定していたが、急に発生した事故渋滞により結果的に対応が困難となった」と説明した。

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