再選から一夜明けて、報道陣の取材に応じる斎藤元彦氏=神戸市中央区で2024年11月18日、梅田麻衣子撮影
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 兵庫県知事選で再選を果たした斎藤元彦前知事(47)は18日、当選から一夜明けて「県議会と県職員のみなさんとの関係をもう一度前に進めていくことが大事」と語った。

 神戸市中央区の選挙事務所で報道陣の取材に応じた。

 斎藤氏は「まだ実感がわかない面もあるが、みなさんの力を借りて当選できたことをうれしく思う」と選挙戦を振り返り「大事なのは政策。文書問題も一つの争点だったが、多くの有権者は県の政策、公約への関心が高かった。政策を進めていくという点は、職員も県議会も同じ思いだと思う。議論しながらコミュニケーションを取ってやっていきたい」と話した。

 また、文書問題への対応について「これまで説明させてもらっている通り、県としての対応は適切かつ法的にも問題はなかった」と改めて主張した。

 17日に投開票された自身の失職に伴う出直し選で、斎藤氏は111万票余りを獲得。SNS(ネット交流サービス)を活用した選挙戦で支持を広げ、初当選した2021年の知事選から25万票以上を積み上げた。【大坪菜々美、芝村侑美】

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