当選から一夜明け、改めて取材に応じた斎藤さん。

19日から始まる知事としての公務について、意気込みを語った。

斎藤元彦さん:阪神淡路大災30年も来年ありますし、万博も来年ですから県職員の皆さんと打ち合わせ、議論して、来年度予算にむけた準備したい。

しかし、その予算編成に必要不可欠なのが県議会の議決。

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全会一致で不信任案を出された議会と関係は修復するのか…

斎藤元彦さん:今回の新たな民意を受けた後で、どういった知事部局と県議会の関係性になっていくかをしっかり見定めることは重要。

■斎藤さんの当選について県議たちは

斎藤さんの当選について県議たちは…

自民県議団・北野実幹事長:なんも今言うことなし!きのうの結果を受け止めてるだけなんですいません。

(Q:自民県議団としての向き合いは?)

自民県議団・北野実幹事長:まさしくこれから、まだなにも。

(Q:驚きはあるか?)

自民県議団・北野実幹事長:真摯に受け止めるということだけでございます。

■「いったんノーサイド」

維新県議団・門隆志幹事長:いったんノーサイドって感じ。なにも引きずることなく。知事が一カ月いなかったのは結構大きい。それを一生懸命埋めていただくことをしてもらう。議会対応なんてそのあとでいいと思う。

 公明県議団・越田浩矢幹事長:混乱の収束とリーダーの資質としていかがだったのかなと、というところでの不信任(提出)でしたので、どういうコミュニケーションで県政を着実に前に進められるのかというところに注目していきたい。

■信頼関係の再構築はできるのか?という声も

なかには、心配の声も…

ひょうご県民連合・上野英一幹事長:(再選は)あってはならんことになったなと思う。斎藤さん自身が今後、議会とは丁寧に職員との信頼関係の、再構築とか言ってたけど、それ可能なんか?と思う。

一方、斎藤さんの文書問題について調査する県議会の百条委員会は、18日、来週の証人尋問に斎藤さんを呼ぶことを決めた。

■日本維新の会の吉村共同代表は、百条委員会のあり方について疑問を呈した

日本維新の会の吉村共同代表は、百条委員会のあり方について疑問を呈した。

日本維新の会・吉村洋文共同代表:維新も含めてですけども、全会一致で不信任を出して、知事として認めないとなったのに、その知事が戻ってきて、何事もなかったかのようにそのままのメンバーで百条委員会って続けていけるものなのかなと、 そこに正当性はあるのかなって思います。別に百条委員会をやめろという趣旨じゃないんですけども、議会としての正当性があるのかなとは思います。

18日、再始動する斎藤県政。 混乱した状況を立て直すことはできるのか。

(関西テレビ「newsランナー」 2024年11月18日放送)

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