G20=主要20か国の首脳会議は日本時間の18日夜、ブラジルのリオデジャネイロで開幕し最初の討議が行われました。
この中で、石破総理大臣は「世界で頻発する地震や台風などの大規模な自然災害への対応は待ったなしだ。国民を災害から守るためには平時から不断に万全の備えを行うことが必要不可欠だ」と指摘しました。
そのうえで、日本は専任の大臣と災害対応の専門家をそろえた「防災庁」の設置を目指していることを紹介し、避難所環境の改善や備蓄の確保、それにボランティアとの連携など、日本の取り組みを各国と共有し被害の減少につなげたいと呼びかけました。
一方、環境分野では、2050年に温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする「ネット・ゼロ」の達成を目指すとともに、プラスチックごみによる汚染を規制するための条約の年内の策定に向けた議論を主導していく考えを示しました。
さらに、飢餓や貧困への対策として過去5年間でおよそ150億ドルの支援を行っていると説明し、日本の高い技術を活用した生産性の高い農林水産業を各国に広げていくと強調しました。
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