伊藤復興大臣は11月18日、福島第一原子力発電所を視察した。東京電力からは、11月7日に燃料デブリの試験的取り出しが完了した2号機や、処理水の海洋放出について説明を受けたということだ。

試験的取り出しで採取された燃料デブリは、現在茨城県の研究施設でX線などを使った分析が行われている。伊藤復興大臣は東京電力に対し、「廃炉の根幹となる困難な作業が続くが、緊張感をもって取り組んでほしい」と話した。

一方、2025年度で終了する「第2期復興・創生期間」後の復興政策については、政府内での議論を続けていくとした。伊藤復興相は「必要な復興事業の実施に支障をきたさないように、財政当局ともよくよくの調整をしてまいりたいと考えております」と話した。

また、伊藤復興大臣は楢葉町の松本幸英町長を訪問し、被災地に寄り添った復興政策を続けていく考えを強調した。

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