兵庫県知事選で再選した斎藤元彦知事が19日、午前10時ごろ「初登庁」し、11時から「就任式」が行われました。
就任式の会場となった兵庫県庁の中庭には、多くの職員や県民が集まり、斎藤知事は大きな拍手で出迎えられました。
服部副知事からの挨拶があった後、職員から花束を贈呈されました。
【斎藤元彦知事】「文書問題はじめ、多くの県民の皆様、そして関係者の皆様に県政に対するご心配、そしてご不安な気持ちを与えたということを改めて心からおわびを申し上げたいと思います。そして、職員の皆様にも不在の50日間、服部副知事を中心に この兵庫県政を支えて仕事をしていただきました。心から本当に感謝を申し上げたいと思います」
【斎藤元彦知事】「私も人間ですから、これからもう一度再スタートさせていただくという中で、やはりまだ至らないところも出てくると思います。
こうした方がいいということもたくさんあるかもしれないんで、そういった時には、服部副知事からでもいいですし、直接皆さんからでも、『斎藤知事はもう少しこうした方がいい』とかっていう声も、ぜひ届けていただきたい。
耳の痛い話だからこそ、私は真摯に耳を傾けさせていただいて、自分自身に受け止めて、それをもっと良い県政をしていくために頑張っていくための糧とさせていただくということが大事だと思いますので、どうぞよろしくお願いします」
【斎藤元彦知事】「もっともっと丁寧に丁寧に、皆さんとのコミュニケーションや対話を尽くしていく。私がやらさせていただきたい施策の方向性を幹部の皆さんのみならず、中堅・若手の皆さんとも丁寧に話をして、みんなで思いを共有して一緒な方向で向いていくということが大事だと思います」
また、選挙期間中にネット上で県職員に批判が相次いだ点にも触れ…。
【斎藤元彦知事】「特にネット上でかなり厳しい県職員の皆さんに対する指摘もあったということです。ただ、多くの県民の皆さんに知っていただきたいのは、県職員の皆さんは本当に真面目に一生懸命働いて、県政を日々頑張ってやっていただいてます。
50日間の不在の間も県勢を支えていただきました。兵庫県庁の職員の皆さんがあくまで 県民の皆さんのために頑張っていただいているということを、ぜひ多くの皆さんにも、どうかご理解をしていただきたいと思いますのでよろしくお願いします」
このように述べました。
■「初登庁」県庁前で深く一礼
19日午前10時過ぎ、斎藤元彦知事が県庁に到着すると、多くの支援者らから出迎えられ、県庁玄関前で深く一礼しました。
大きな拍手で「おかえりなさい!」と声をかけられ、支援者ら一人一人と握手を交わしました。
■当選証書を授与され「しっかりと頑張りたい」
その後、当選証書を授与されると、「しっかりと頑張りたいと思います。ありがとうございます」と述べました。
■18日の会見で「民意を得た。職員は一緒にやることが地方公務員の責務」
当選から一夜明けた18日の会見では、「民意を得た。職員は一緒にやることが地方公務員の責務」と述べました。
また、今後着手したい仕事について、「予算の編成作業が佳境になっている。議論して準備をしていきたいと思います。大きな政策として、若い世代の支援策であったり、阪神淡路大震災から30年ということになりますし、万博の開催も来年ですから、観光施策を含めた取り組みも、もう一度確認をして進めていくという施策をしっかり作っていきたい」と話しました。
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