全国知事会の河野俊嗣・地方税財政常任委員長（宮崎県知事）は19日、自民党の宮沢洋一税調会長と東京都内で面会し、国民民主党が求める年収103万円を超えると所得税がかかり始める「103万円の壁」の引き上げについて、「地方にとって（税金の）大きな減収になりかねない。十分な配慮をお願いしたい」と伝えた。
河野氏は、国民民主が掲げるガソリン税を一部軽減する「トリガー条項」の凍結解除についても、同様の懸念を伝えた。
宮沢氏は「懸念を受け止めた中で、しっかり解を見つけていかなくてはならない」と応じた。河野氏が面会後、記者団に明らかにした。
河野氏は「壁」の見直しについて「いろいろな政策に影響が及んでくる。やるのであれば、時間的な準備も必要だ」と記者団に語った。【安部志帆子】
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