大阪維新の会の吉村洋文代表は、いわゆる大阪都構想の実現に向けて、再び制度案を作成することを表明しました。

大阪維新の会は、19日、代表選挙を行い、新代表に大阪府知事の吉村洋文さんが再選されました。

この中で吉村代表は、「大阪都構想の案をもう1度、大阪維新の会の皆さんと一緒に考えたい」と述べました。

都構想は、これまで住民投票で2度否決されていますが、3度目の挑戦に事実上、意欲を示した形です。

【大阪維新の会・吉村洋文代表】「民主的なプロセスを経ることなく、法定協議会を立ち上げたり、住民投票をするつもりはありません」

吉村代表は、半年から1年ほどかけて、維新としての案をゼロベースで検討していくと話しています。

■橋下氏「しっかり議論を踏まえて進めて」

20日、関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」に出演した橋下徹元大阪市長・知事は、「何度もチャレンジしていくのが政治」と3度目となる大阪維新の会の都構想への挑戦にコメントしました。

【橋下徹氏】「吉村さんは大阪市長を4年やり、知事を6年やって、かれこれ10年市長・知事をやってるんですよ。その経験でやっぱり都構想が必要だと、府と市を一緒にする都構想が必要なんだという認識に至ったんでしょう。

何回も挑戦することについて、いろいろ批判もあると思うので、これから議論していけばいいと思うんですが、政治っていうのは1回ダメになったことでも、全部終わりではありません。

何度も何度もチャレンジしていくのが政治で、そこが裁判との違い。裁判は1回判決が出たらもう覆せない。蒸し返しはしない。だけど、政治の場合には、状況によってやっぱり必要だってことになれば、一度否決されたとしても挑戦するのは政治なので、しっかり議論を踏まえて進めていってもらいたいと思います」

(2024年11月20日関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」)

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