南島原市深江町の「道の駅ひまわり」をめぐり、不可解な補助金の流れを調べる市議会の百条委員会が開かれ、建設会社側は「未契約なのに9千万円が市から振り込まれ驚いた」と証言しました。
一部非公開で行われた百条委員会では福岡の建設会社の代表や「道の駅ひまわり」の運営企業で佐世保市のエバーグリーンの関係者、それに南島原市の山口周一副市長などへの証人尋問が実施されました。
「道の駅ひまわり」では、サテライトオフィスの開設事業で建設会社に9千万円が一括で概算払いされたり、山口副市長と市の職員がエバーグリーンにあわせて3千万円を個人で融資したりと不可解な金の流れが指摘されています。
証人尋問に立った建設会社の代表は市とは未契約で、多額の振り込みに驚いたと証言しました。
建設会社代表
「役所と契約していないのになぜ、役所からお金が入るのかとそちらの方に驚いた」
山口副市長は、9千万円の支払いを議会に報告しなかったことを認めた上で、「両者が誠実に仕事をしていれば報告する必要はなかった」と説明した上で、「振り込んだことに責任はある」と述べました。
次回は今月27日、松本市長への証人尋問が行われます。
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