普天間基地の移設工事を巡り、沖縄防衛局がうるま市の宮城島で埋め立てに使う土砂の搬出を開始したことに対して、市民団体が反対の声を上げました。

普天間基地の移設工事を巡り、沖縄防衛局は20日から埋め立てに使用する土砂を、うるま市宮城島の鉱山から搬出していて、21日も土砂を積んだダンプカーが次々と出ていく様子が見られました。

鉱山の出入口の前では、市民団体が土砂の搬出に反対するプラカードを掲げ抗議しました。

抗議する女性:
「こんな小さな島から土を運び出すということはここまで沖縄県民を愚弄しているのか、悲しいんですよ」
抗議する男性:
「いかに怒っているか。とにかく踏んだり蹴ったり」「基地問題は全国の問題なんだよ沖縄だけの問題じゃない」

うるま市の中村市長は、土砂の搬出の是非については言及はせず、次のように述べました。

うるま市 中村市長:
「住民の生活に配慮をした事を行っていただきたいと。しっかり時間を見て防衛局には申し上げていきたいなと思っております」

玉城知事は、土砂の調達先が広範囲となり全県的な問題となっているとの考えを示すとともに、工事が申請書の内容に沿って行われているかどうか注視していく考えを示しました。

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