北海道十勝地方の幕別町は11月22日、適切な業務を怠るなどしたとして、50代の係長の職員を懲戒処分(減給1か月、10分の1)にしたと発表しました。
幕別町によりますと職員は、2023年度に申請があった狩猟免許取得の補助金の交付事務の処理を忘れ、申請者の交付を1年以上遅らせました。
また、2024年度の戸籍事務のクラウドへの移行関係の業務で、上司の決裁を受けずに契約を結び、会計処理を怠り支払いを約1か月遅らせました。
さらに、4か月の間、戸籍訂正処理1件を放置していたということです。
補助金の交付業務については、異動後に別の職員がメールボックスに申請があるのに気がつき、戸籍訂正処理については職員が上司と机の整理をしている時に発覚しました。
幕別町はこれらの3件について、職員を22日付で懲戒処分(減給1か月、10分の1)としました。
職員は「処理できなくて迷惑をかけた」などと話しているということです。
幕別町の飯田晴義町長は「公務に対する信頼信用を著しく失墜させ、全体の奉仕者として相応しくない非行であります。町民の皆様に心からお詫び申し上げます。改めて組織の規律維持に努め、町民の信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。
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