連合の地方組織との会合で、あいさつする立憲民主党の泉代表(29日、大阪市)=共同

自民党が全敗した28日の衆院3補欠選挙を受け、3勝した立憲民主党の泉健太代表は岸田政権に対し「信任に値しないと明確にする」と攻勢を示した。自民派閥の政治資金パーティー裏金事件を追い風に、衆院解散・総選挙へ早期に追い込みたい考えだ。

泉氏は29日、大阪市で連合の地方組織との会合に出席し、政治資金規正法改正の自民案に「有権者はノーを突き付けた」と指摘。「補選勝利に喜んで終わりではない。政治改革でさらに攻勢を強める」と訴えた。記者団の取材には、首相が解散するのは容易でないとの認識を示した上で「いつあっても対応する」と答えた。

安住淳国対委員長は仙台市で講演し「野党をまとめ、国会会期末には首相に決断させる状況をつくらなければならない」と意気込んだ。内閣不信任決議案を念頭に置いた発言とみられる。〔共同〕

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