4月28日投開票された衆院島根一区の補欠選挙の結果です。
与野党の一騎打ちで全国から注目された選挙は立憲民主党の亀井亜紀子さんが保守王国島根の選挙区で初めて自民党を破り議席を獲得しました。

亀井さんの勝利は、開票が始まった28日午後8時直後に早くも当選確実の一報が入って決まりました。
その後すぐ会場入りした亀井さん。
支援者や候補者と喜びを分かち合いました。

亀井亜紀子さん:
「今回の1票、本当に重たい1票だったと思います。その皆さんの思いをいただいて、島根から新しい流れを作っていけたらいい」

セレモニーでは立憲民主党の泉代表から電話があり、党を挙げた選挙戦の勝利を祝いました。

立憲民主党・泉代表(電話):
「本当に素晴らしい戦いでした。亀井さんそして、みなさんご苦労様でした、ありがとうございました。じゃあ亀井さん国会で待ってます」

亀井亜紀子さん:
「永田町でお会いしましょう。ありがとうございました」

泉代表は東京での記者会見で、全国3補選で立憲民主党が全て勝利したことについて国民の怒りの結果だと表現しました。

立憲民主党・泉代表(電話):
「激戦の中で政治改革を訴え勝ったということは、非常にありがたいし、全国に希望を与える選挙であった」

開票結果は亀井さんが8万2千票余りを獲得。
錦織さんの5万7千票余りに対し約2万5千票の大差をつけました。

これを市町村別に見ると、亀井さんは選挙区内9市町村のうち隠岐の島町と知夫村で錦織さんとほぼ互角もわずかに敗れたましたが、ほかの7市町では松江市で1万5千票の大差をつけるなど、まんべんなく得票していて、自民党票を切り崩した事がわかります。

ただ、投票率は54.62%と前回2021年の総選挙を6.61ポイント下回る結果に低迷しました。

亀井さんは一夜明け。

亀井亜紀子さん:
「心からうれしく感謝しております」

午前8時から毎週行っているJR松江駅近くの交差点で、道行く市民に手を振ったり支援に対する感謝の気持ちを表していました。

亀井さんは2007年の参議院選挙で国政に初挑戦して当選して以降、国会議員としてこれまでに衆参合せて10年活動していて、今回、3年ぶりに国政へ復帰します。

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