名古屋市の河村たかし市長は30日、自身が共同代表を務める政治団体「日本保守党」が公認候補を擁立した衆院東京15区補選の28日の開票結果について、「保守党が他の既存政党、政党交付金をもらっているところとほぼ同等の力があると分かった」と評価した。作家の百田尚樹氏が代表の保守党にとって、初の国政選挙だった。
保守党は麗沢大客員教授の飯山陽氏(48)を擁立し、河村市長は頻繁に上京、応援した。飯山氏は2万4264票を獲得。小池百合子東京都知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」や国民民主党の推薦を受けた乙武洋匡氏を4609票上回った。維新公認の金沢結衣氏にも4197票差に迫り、得票数は4位となった。河村市長は「(訴えた)議員の家業化ストップへの期待がどえりゃーあると思う」と振り返った。
また街頭活動で多くの人を集めたと指摘し、「ものすごい熱い応援を頂き、一定の固い支持層があると証明された。(保守党は)評論家団体ではなく政治団体なので、候補者を擁立して考えを実現させたい」と話した。さらに次期衆院選について「東京は外せない。関西も立てなければならない」と、各地での候補擁立に意欲を見せた。【川瀬慎一朗】
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