「ビジネス人生の集大成」と意気込みを語りました。
県立大学を運営する県公立大学法人の理事長にハウステンボスの坂口克彦 会長が任命されました。
1日付けで県立大学の運営を担う法人の理事長に就任した坂口克彦さん(69)
県庁で大石知事から辞令が手渡されました。
大石賢吾 知事
「予想が困難な社会情勢になってきているが、よし、やるぞ!と、長崎に素晴らしいものがあると認識しながら、あすに向かってチャレンジしていく、いい学校に」
県公立大学法人 坂口克彦 理事長
「民間から登用いただいたので、違う見方もできるかもしれない」「期待にお応えしたいし自分のビジネス人生の集大成となると思うので、そういった意味で、すごく今 わくわくしている」
坂口さんは旅行大手エイチ・アイ・エスの取締役常務執行役員などを経て、2019年から佐世保市のハウステンボスの社長を務めました。
県は任命した理由として新型コロナウイルスの感染拡大で観光業が打撃を受ける中、経営を安定させた手腕をあげます。
また自ら現場に出て地域や観光の振興に取り組んだ「実行力」などにも注目しています。
県立大学には大学院生を含めると約3千人が通っています。
県公立大学法人の理事長を民間から起用するのは初めてです。
少子化に加え、若者の県外流出が課題となる中、坂口さんのこれまでの実績やノウハウが県立大の運営にも生きると期待が寄せられています。
坂口克彦 理事長
「地元のことをよく知ってバックグラウンドを理解しながら今後どうするか、ということにつなげられるような人たちが増えてくると、地元への就職率も上がるのではと思うし、せっかく県立大学なので地元を大事にする学校にした方がいいかなと。そういう風なことを考えたい」
任期は4年間で、坂口さんは今後、学生に自らの経験などを話す機会も設けたいとしています。
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