フランス・パリに到着した岸田首相は、日本時間の2日午後、OECD(経済協力開発機構)の会合で、生成AI(人工知能)のルールづくりに向け、国際的な枠組みの創設を表明する方針。

フランス・パリから、フジテレビ政治部・福田真子記者が中継でお伝えする。

今回のOECD閣僚理事会は日本が議長国で、岸田首相は、開会式での基調演説や、生成AIに関する会合でのスピーチで、議論をリードしたい考え。

今回の訪問の大きな狙いは、「グローバル・サウス」と呼ばれる新興・途上国との連携を深めること。

岸田首相は、議長国演説で「ルールに基づく自由で公正な国際経済秩序」を訴える。

また、生成AIの会合では、2023年のG7(主要7カ国)広島サミットで議長として取りまとめた「広島AIプロセス」への理解を広げ、「安心、安全で信頼できるAI」に向け、国際的なルールづくりを議論する新たな枠組みの創設を表明する。

首相周辺は、「G7以外の国にアプローチすることが重要だ」としていて、日本が生成AIの議論を主導し、支持する国を広げられるかが課題。

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