元歌手で、日本維新の会に所属する中条きよし参院議員。

一部週刊誌の“高利貸し報道”に対し、7日午後、事務所がFNNの取材にコメントし、真っ向から反論した。

中条きよし議員の事務所「業としての貸付ではなく、また金利の約定もしておりません」

報道では、中条議員が知人に1000万円を貸しつけた際、「年利60%の違法な高金利で契約を結んでいた」などとされている。

これに対し、中条氏は「お金を貸してほしいとお願いされて応じた」としたうえで、「当該契約書には、金利欄は空欄となっており当然、60%なる金利の記載などありません」と、年利60%の貸し付けを否定。

さらに事務所は、この知人に対し、“元本の返済のみを求めていて、金利の支払いは求めていない”と強調した。

一方で、中条氏は当初、資産報告書の貸付金を0円としていたが、5月1日、1000万円に訂正した。

タレント議員に浮上した金銭をめぐる疑惑。

日本維新の会の前代表・松井一郎氏は3日、SNSで、「国会議員になる前のお付き合いの中で金銭貸し借りだと想像するが違法金利はダメ、事実であれば中条さん、潔く辞職すべき」と投稿。

事実であれば辞職すべきと苦言。

さらに7日、吉村共同代表は、事実関係の調査に入っていることを明らかにした。

日本維新の会・吉村共同代表「一定の事実が明らかになった段階で発表されるということになる(Q.情報発信するべきでは?)できるだけ丁寧に、速やかに事実関係の確認をして、党として発表、あるいは本人から発表ということになるかと思います」

「うそ」などのヒット曲で知られる中条議員は、2022年の参院選で日本維新の会から出馬し、初当選。

しかし、国会で「わたしの新曲が9月7日に出ております。中条きよし ラストディナーショーをやります」と、委員会の場で新曲やディナーショーを宣伝し、謝罪。

また、2023年には年金未納も発覚した。

今回、新たに浮上した違法金利疑惑。

記事では、貸しつけを受けた知人が、“利息分として50万円を現金で支払った”と報じられているが、事務所によると「以前の借金の分で、今回の1000万円は、全く返済されていない」と、違法な金利を真っ向から反論した中条氏。

週刊誌の記事をめぐっては、「虚偽で名誉を毀損(きそん)するおそれがある」として、法的措置も検討しているという。

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