香川県議会議員4人が2023年11月に行った海外視察は、議員が訪問する必要がなく不当な公金支出だとして高松市の市民団体が4月12日、4人に合わせて約870万円を返還させるよう知事に求める住民監査請求を行いました。
住民監査請求を行ったのは、高松市の市民団体、「市民オンブズ香川」です。
請求によりますと、香川県議会議員4人が2023年に行った海外視察は、議員が訪問する必要はなく、派遣に伴う約870万円の公金支出は不当だとして、池田知事に対して4人に返還させるよう求めています。
海外視察は、2023年11月10日から19日まで、知事と県議4人らがパラグアイとブラジル、そして、アメリカを訪問し、香川県からの移住者で作る現地の県人会などと交流したものです。
市民オンブズ香川は、今回の視察は、県民を代表して知事が訪問することで十分だとしたうえで、現地の関係機関への訪問についてもオンライン会議の方が効果的としています。
(市民オンブズ香川 真木大作さん)
「(議員の海外視察費を)予算として組むのはやめてほしい。議員がこういうことをやりますと、クラウドファンディングで金を集めれば何ら問題ない」
県の監査委員事務局は、書類を審査し、60日以内に判断を示すことにしています。
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