日本維新の会の参院議員=比例=で歌手の中条きよし氏(78)は8日、記者会見を開き、知人男性に高金利で金を貸したとする週刊ポストの報道について、2021年に1千万円を貸したと認めたものの、高金利での貸し付けは「事実無根」だと否定した。

 中条氏はこの日の会見で、「(利息を)もらう気はない」として、契約書の金利の項目には何も書かなかったと説明。「(男性が)どうしましょうかというので、とりあえず空欄にしておくからお好きにどうぞということだ」とも語った。

 男性とは15年以上前に仕事で知り合ったといい、「反社会的勢力ではないと思う」と話した。

 中条氏は報道後の今月1日、資産報告書の貸付金を「なし」から1千万円に訂正した。会見に同席した藤田文武幹事長は「修正申告について、口頭での注意にとどまる」と説明した。

 中条氏は22年の参院選で初当選。昨年、313万円の年金未納が発覚している。(小林圭)

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