マイナンバーカードの偽造被害が相次いでいることを受け、河野氏は10日の閣議後会見で「単純な偽造は見破られるようになっている」と述べ、カードのチェックを徹底するよう注意を喚起した。券面の右上部分には傾けると色が変わる技術が使用されており、偽造を見破るポイントをまとめた文書を事業者に配布すると明らかにした。

 マイナカードには氏名や住所などの情報がICチップに搭載されており、河野氏はこの情報を読み取ることが「一番確実な偽造対策で、厳格な本人確認ができる」と強調。読み取り専用アプリをデジ庁で開発することも検討するという。

 偽造されたカードを使った事件は全国で起きていて、今月6日には大阪府八尾市議の男性も偽造カードが使われてスマートフォンを機種変更され、キャッシュレス決済で不正利用の被害に遭ったと公表している。(神野勇人)

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