岸田文雄首相は10日、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件に関する森喜朗元首相への電話聴取について「結果として森元首相の具体的な関与は確認できないと申し上げてきた。この発言はまったく変わることはない」と改めて強調した。首相官邸で記者団の質問に答えた。
森氏は10日発売の月刊誌「文芸春秋」のインタビューで、4月初旬の電話聴取で首相から「体調はいかがですか」「強いてお目にかかることはない」と伝えられた一方、裏金システムを作ったのかと尋ねる質問はなかったと明かした。首相には以前から「私の会長時代には、派閥ぐるみの裏金作りなどなかった」と伝えていたとも説明した。【池田直】
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