先月行われた衆議院東京15区の補欠選挙をめぐり、「つばさの党」の候補者や党代表などが他の候補者の街頭演説を妨害した公職選挙法違反の疑いが強まり、警視庁がさきほど党本部に家宅捜索に入った。

警視庁がさきほど、家宅捜索に入ったのは東京・千代田区に本部を置く政治団体「つばさの党」の党本部や自宅などの関係先。

捜査関係者によると、「つばさの党」から出馬した根本良輔・党幹事長や、黒川敦彦・党代表ら3人が衆議院東京15区の補欠選挙期間中に他の複数の候補者の街頭演説中に近くで大音量で演説したり、選挙運動車両を追いかけるなどした公職選挙法の自由妨害の疑いが強まったことから警視庁は家宅捜索に踏み切った。

「つばさの党」をめぐっては補選公示日に東京・江東区のJR亀戸駅前で出馬した根本良輔氏や党代表の黒川敦彦氏ら3人が他の候補者の街頭演説を妨害したとして先月18日、警視庁が警告をしていた。

選挙戦の最終日にFNNの取材に応じた党代表の黒川氏は「(警告は)警察の職権濫用だと思います。法律で許されている範囲のなかで最大権利を行使しているだけ」と話していて出馬を表明している来月20日公示の都知事選についても同じ方法を続けていくと主張していた。

警視庁は複数の陣営からの被害届を受理していて全容解明を進める方針。

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