自民党の派閥の裏金事件を受けた衆院政治倫理審査会で、裏金事件の関与が判明している衆院議員44人を審査することが議決された。右上は安倍晋三元首相の肖像画=国会内で2024年5月14日午後1時53分(代表撮影)

 衆院政治倫理審査会は14日、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡り野党が申し立てた自民議員44人全員を審査対象にすると全会一致で議決した。政倫審には出席を強制する権限はなく、対象者の出欠意向を20日までに確認する。

 政倫審は議員本人の申し出か、25人の委員のうち3分の1以上の申し立てに基づいて開催される。4月28日の衆院3補選の結果を受けて政倫審の野党委員が1人増え、3分の1以上の9人となったことから、これまで弁明してこなかった44人の審査を野党が申し立てていた。【川口峻、源馬のぞみ】

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