政治資金規正法の改正案をめぐる与党内の溝が埋まらなかったことから、自民党は、16日朝、単独での国会提出に向けた党内手続きに入った。
国会記者会館から、最新情報をフジテレビ政治部・福井慶仁記者が中継でお伝えする。
強硬姿勢を崩さなかった公明党との調整が頓挫し、「与党案」を諦めた自民党は、17日にも異例の単独提出に踏み切る。
午前8時からの会議で改正案をまとめた自民党は、17日の総務会で正式に決定する方針。
パーティー券購入者を公開する基準額などで公明党と折り合えなかったが、「このままでは来月の国会会期末までの成立が難しくなる」との判断。
立憲民主党・安住国対委員長「これだけの事件を起こした政党の割には改革しようとか、自ら正していこうという姿勢やエネルギーがないことが残念ですよね」
一方、自民党と立憲民主党の幹部の会談では、来週月曜日に衆議院の予算委員会に岸田首相が出席し、改正案の説明をすることで合意した。
法改正を議論する特別委員会は、来週半ば以降の開催になる見通し。
また16日午前10時半ごろ、自民党は日本維新の会の幹部と協議をした。
会期末まで1カ月ほどとなる中、与野党の駆け引きが厳しさを増している。
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