秋田県内で相次ぐクマの被害を受けて佐竹知事は環境省を訪れ住宅街などでクマが居座った場合を想定し猟銃を迅速に使用できるよう法令の見直しなどを求めた。
佐竹知事は環境省を訪れ伊藤大臣にクマの被害防止対策などについてまとめた要望書を提出した。
県内では2023年10月秋田市新屋の住宅街で5人が相次いでクマに襲われた。また2024年2月には秋田市御所野の倉庫にクマが侵入し捕獲するまでに3日を要した。
人の生活圏に出没が相次ぎ住民の安全を守るために迅速な対応が求められ猟銃を使用できるかが課題に挙げられている。しかし鳥獣保護管理法では市街地では安全に猟銃を使用できると判断された場合でも使うことができず事態の収束に時間がかかっている。
このため佐竹知事は「人がいない場合や近くに木がある場合は市街地でも猟銃を撃つ必要がある」と話し状況に応じて適切な方法でクマを捕獲できるよう法令の見直しを求めた。
また県は2023年クマを2326頭捕獲したがこ推定される生息数の半分以上。佐竹知事は改めて個体数を把握する調査を進めるための支援を要望した。
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