自民党の二階俊博元幹事長(85)の三男で秘書の伸康氏(46)が17日、和歌山県田辺市で記者会見し、次期衆院選に和歌山2区から立候補すると表明した。党本部の公認を得るため、県連に2区支部長への選任を求める文書を提出したという。
俊博氏を選出した和歌山3区は「10増10減」に伴う区割り変更で、次期衆院選から2区に再編される。俊博氏は2区の候補予定者に決まっていたが、党派閥の政治資金パーティー裏金事件で秘書の有罪が確定したことなどを受け、3月に不出馬を表明。県町村会などが伸康氏に立候補を要請していた。
伸康氏は会見で、世襲批判があることについて「現時点では選挙という機会を通じて判断していただくしか方法がない」と述べた。【駒木智一】
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