新台湾派の国会議員連盟「日華議員懇談会」のメンバーが18日、台湾の頼清徳(ライチントー)新総統の就任式に出席するため台北入りした。20日に行われる就任式に出席する日本の議員は31人で過去最大規模という。中国が頼氏を「独立派」として警戒するなか、台湾の政財界要人との交流を重ね、関係強化を図る。

 日華懇会長の古屋圭司衆院議員(自民)は18日夜、「台湾日本関係協会」の会長を務める蘇嘉全・元立法院長(元国会議長)との夕食会で「互いに困った時にしっかり手を取り合って助け合える仲、これが本当の絆であり信頼関係だ。私達は実践をしている」と語った。

 蘇氏は「(日台は)いつも手と手を携えて協力し合い困難をともに乗り越えてきた。世界で台湾と日本ほど親しい国は他にない」と述べた。

 19日には、古屋氏が安倍晋三元首相の妻昭恵さんとともに、任期最後の日を迎える蔡英文(ツァイインウェン)総統との夕食会に参加する。20日には、訪問団全員で就任式を終えた頼氏と昼食をともにしながら意見を交換する。(台北=里見稔)

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