自民党安倍派による裏金問題をめぐり党から戒告処分を受けた和田義明衆院議員(北海道5区)が19日、札幌市内でセミナーを開いた。和田氏は、支援者ら約400人を前に「政治不信を招いてしまいました。誠に痛恨の極みであり、心からおわびを申し上げます。申し訳ございませんでした」と謝罪した。

 和田氏は、政治資金パーティーで得た収入のうち、過去5年間で990万円が政治資金収支報告書に不記載だった。「戒告」は、8段階ある党の処分で上から7番目にあたる。

 和田氏は「決意を新たに」と題した国政報告で「不記載の部分も含めて決してやましいことには使ってはございません。全て政治活動に使わせていただきました」と釈明。今後は政治資金について「万全なチェック体制をしく」「反省し、襟を正す」とした上で「信頼を回復するには厳しい道のりだと思うが、全身全力で前に進んでいく」と政治活動を継続する意思を表明した。(原知恵子)

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