自民党の派閥の裏金事件を巡り、衆議院の政治倫理審査会は弁明を求めている安倍派の議員ら44人に意向を確認しましたが、出席すると答えた議員はいませんでした。

 衆議院の政倫審は先週、立憲民主党などの申し立てを受け、収支報告書に不記載があった安倍派と二階派の議員でこれまで弁明をしていない44人に対し、出席を求めることを決めました。

 審査会は20日正午までに出席するかどうかの回答を求めていましたが、関係者によりますと、締め切りまでに「出席」すると回答した議員は1人もいなかったということです。

 21日の幹事懇談会で結果を報告し、今後の対応を協議する見通しです。

 政倫審については参議院でも関係議員29人に出席を求めていますが、誰も応じていない状況です。

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