旧新潟6区選出の立憲民主党・梅谷守衆院議員が選挙区内の有権者に日本酒を配った問題。立憲民主党は5月21日、梅谷議員の処分を発表する方針でしたが、異論が出たため、これを先送りしました。

立憲民主党の梅谷守衆院議員が自身の選挙区内で開かれていた複数のイベントで有権者に日本酒を配っていた問題。

梅谷議員は今年2月の問題発覚後、「軽率だった」などと話したきり、詳細についての説明を一度も行っていません。

4月、糸魚川市の行政書士が公職選挙法違反の疑いで梅谷議員を刑事告発し、新潟地検と県警が受理していますが、この間、党本部は梅谷議員に説明を促すわけでも、処分を下すわけでもありませんでした。

【立憲民主党 岡田克也 幹事長】
「捜査機関の判断を待つという状態、その判断が出たところで、それを踏まえて党としての考え方・対応を図っていきたい」

こうした党本部の対応に身内からも…。

【立憲民衆党 西村 智奈美 衆院議員】
「時間が経っても対応されていないということで、またきょう皆さんからもとにかく早くやるべきという話も出たので、改めて(岡田幹事長に)話はしたい」

早期の対応を求める声が相次いでいました。

そして、20日の役員会の議論を経て、21日、梅谷議員の処分が発表される予定でしたが…。

【立憲民主党 岡田克也 幹事長】
「色々な意見も出たので、きょうは見送りとした」

異論が出たとして処分を先送りに…しかし、この会見では。

【立憲民主党 岡田克也 幹事長】
「本来、自分たちが原因をつくり出したという自覚があれば、もっと積極的に早く対応するべきだと思うが、信じられないほどグズグズしていたと言える。私は怒りを覚える」

政治資金パーティーをめぐる裏金問題に対する自民党の対応を舌鋒鋭く批判していた岡田幹事長。これには記者からも。

【記者】
「梅谷さんの件、発覚したのが2月で3カ月経っている。国民も同じように怒りを覚えている。立憲民主党はグズグズしているんじゃないかと思っている」

【立憲民主党 岡田克也 幹事長】
「捜査当局がどういう判断をするかは当然、党の判断に影響がある。無関係に党の判断が決まるわけではない」

立憲民主党の追及を受ける自民党と同じような主張を繰り返す岡田幹事長。果たして有権者は何を思うのでしょうか。

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