「核兵器のない世界」に向けた道筋を核保有国や非保有国の有識者らが議論する「国際賢人会議」(座長・白石隆熊本県立大特別栄誉教授)の第4回会合が21~22日に横浜市で開かれ、AI(人工知能)を始めとする新興技術が核軍縮に与える影響などについて話し合った。2026年のNPT(核不拡散条約)再検討会議に向けた提言をまとめる予定で、今後も議論を続ける。

 賢人会議は広島選出の岸田文雄首相が22年に立ち上げを表明。首相は22日、賢人会議のメンバー12人と首相官邸で面会し、「実りのある議論を進めてほしい。皆さんとともに核兵器のない世界という理想に向けての道筋を考えていく」と述べ、核軍縮に引き続き取り組む考えを示した。(宮脇稜平)

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