岸田総理大臣は「核兵器のない世界」の実現に向けた議論を行う国際賢人会議の委員と面会し、「ともに理想に向けての道筋を考えていきたい」と述べました。

岸田総理大臣
「ぜひ皆さんとともに核兵器のない世界という理想に向けての道筋を考えていきたいと思っています」

 「国際賢人会議」は岸田総理が立ち上げ、核兵器を保有する国と保有しない国の双方の有識者らが出席し、核兵器のない世界に向け立場を越えて議論する会議です。

 4回目となる会合が5月21日と22日の2日間にわたって横浜市で開催され、AI(人工知能)などの新興技術が核軍縮に及ぼす影響などについて議論が行われました。

 賢人会議は今後も議論を続け、2026年のNPT運用検討会議までに提言を取りまとめる予定です。

 岸田総理は「国際社会による現実的かつ実践的な行動につながるように議論を続けてほしい」と伝えました。

 これに対し、賢人会議の白石隆座長は「提言を2025年春あるいは夏ごろまでにはまとめたい」と応じました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。