名古屋市名東区で、安否確認の依頼を受けた区役所が6日間にわたって家の中を確認せず、今月14日、70代の母親が死亡、障害のある40代の息子が衰弱した状態で見つかりました。
名古屋市によりますと、今月8日、名東区に住む重い障害がある男性(40代)が通う障害者施設から、「母親と連絡がとれない」と名東区役所に連絡がありました。
その後、区の職員は男性の自宅を複数回訪ねていましたが、郵便物がたまっていなかったことなどから緊急性が低いと判断し、家の中を確認していませんでした。
施設からの連絡を受けた6日後、再び自宅を訪ねた際に異臭がしたため、警察などに通報し、家の中を確認したところ、母親(70代)が死亡していて、男性(40代)が衰弱した状態で発見されました。
この親子は家庭の事情をめぐる安全上の理由で、障害者施設が自宅の住所を知ることができなかったということで、区の担当者は「結果として、今回の対応は適切だったとは言えない」とコメントしています。
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