兵庫県芦屋市は24日、地域住民に対する信用失墜行為をしたなどとして、市民生活部の男性職員(38)を停職3カ月の懲戒処分とし、発表した。

 市人事課によると、職員は自宅周辺にごみステーションが新設されることになり、地域住民による設置委員会の委員長に就任。住民から費用として17カ所分、計約315万円を集めた。このうち約64万円を「手間賃」として自分が受け取っていたという。

 職員は「業者が設置する」と住民に説明していたが、実際は職員が業者から資材を購入し、設置作業は自ら行った。市の調査に対し、「自分がやったほうが安くつくと思った。受け取ったお金は作業の対価だ」と話しているという。

 同課は「公務外だが、公務員の信用失墜行為にあたると判断した」としている。

 また、職員は昨年11、12月と今年1、4月、実際はバイクや自転車で通勤していたのに、バス通勤の交通費約4万円を不正に受給した。

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