和歌山県御坊市長選は26日投開票され、無所属で現職の三浦源吾氏(64)が新顔で環境団体代表の山本譲一氏(62)=無所属=を破り、再選を果たした。
得票は三浦氏が8519票、山本氏が1090票だった。当日有権者数は1万8080人。投票率は54・21%で過去最低だった2012年5月の58・25%を下回った。
三浦氏は3月の定例市議会で立候補を表明。前回、無投票で初当選し、今回が初めての選挙戦となったが、50を超える各種団体から推薦状が出され、19日の出陣式には岸本周平知事や県選出の参院議員らが応援に駆けつけるなど、手堅い運動を展開した。
新型コロナウイルスの感染対策に尽力し、新庁舎を完成させた実績を訴える一方で、マニフェストは「一歩踏み出したばかり」とし、「健康で、明るく、楽しく、前向きに、笑顔あふれるまちづくり」をモットーに市政の継続を訴え、支持を集めた。
山本氏は市の公共工事のあり方などを批判し、市民目線を取り戻す行政を実現させるとして、公共工事の見直しと是正や市長給料半額、市長退職金ゼロ――などを訴え、支持を呼びかけたが及ばなかった。(勝部真一)
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