26日投開票の静岡県知事選で共同通信社が実施した出口調査を支持政党別に見ると、「支持する政党はない」とした無党派層の投票先は、元浜松市長鈴木康友氏=立憲民主、国民民主両党推薦=が49%、元副知事大村慎一氏=自民党推薦=が43%と、ほぼ分け合う形となった。
4期15年にわたった川勝平太前知事の県政運営を「大いに評価する」「ある程度評価する」と答えた人が全体の66%を占めた。
鈴木氏は立民支持層の79%、国民支持層の58%を取り込んだ。一方、自民党支持層の63%、自主投票を決めた公明党支持層の56%が大村氏に投票した。
男女別の投票先は、鈴木氏と答えた男性が48%、女性が44%。一方、大村氏は男性43%で、女性45%だった。
水資源への影響を懸念した川勝前知事の下で、リニア中央新幹線着工を認めなかった県の対応については「評価する」が56%だった。
新知事に一番力を入れてほしい政策は何かとの設問では「経済・産業振興」が38%で最多。「教育・子育て」が19%と続き、「リニア中央新幹線への対応」は4番目の11%だった。
出口調査は静岡県内の投票所60カ所で実施。投票を終えた有権者2929人から回答を得た。〔共同〕
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