能登島への支援を行っているのは岐阜県郡上市の中学校で、14日は校長みずから3時間半の道のりを運転し、ワゴン車で段ボールおよそ50箱分の食料品や日用品を島の東部の民宿に届けました。

郡上市では毎年、複数の中学校の生徒が宿泊体験学習で能登島を訪れていて、支援物資は島の復興を願う市内の教職員たちから寄せられたものだということです。

支援は今回で4回目で、これまでに届いた物資には生徒からの手紙も添えられていました。

民宿は物資の配布拠点になっていて、早速20人ほどの住民が受け取りに訪れていました。

インスタント食品などを受け取った80代の女性は「不安が続く中、涙が出るほどうれしいです。本当に助かります」と話していました。

物資を届けた大和中学校の福手真校長は「毎年、子どもたちの心に残る経験をさせてもらっていて、何かできないかとの声があがり支援を始めました。少しでも皆さんの笑顔が増えるよう続けていきたいです」と話していました。

民宿を経営する谷口和義さんによりますと、能登半島につながる橋が架かっている能登島の西部は物資などが行き渡りやすいものの、東部は支援の手が届きにくい状況にあるということです。

谷口さんは「応援してもらいありがたいです。復興に向かっていかなければいけないと感じています」と話していました。

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