低気圧や前線に向かって南から湿った空気が流れ込む影響で、広い範囲で大気の状態が不安定となっています。
気象庁は岐阜県や静岡県、愛知県では「線状降水帯」が発生し、大雨災害が起こる危険度が急激に高まる恐れがあるとして、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に、厳重に警戒するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、四国付近に前線を伴った低気圧があり、東北東へ進んでいます。この低気圧は発達しながら西日本から東日本の太平洋側を進み、低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、東日本の太平洋側を中心に大気の状態が非常に不安定となるとしています。
気象庁は東日本の太平洋側を中心に、29日にかけて雷を伴った非常に激しい雨が降って大雨となる所があり、特に東海地方では、28日は局地的に猛烈な雨が降る見込みだとしています。さらに線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増える恐れがあり、今後の気象情報に注意が必要です。
線状降水帯が発生する恐れのある地域と期間
▼東海地方
・岐阜県、静岡県、愛知県…28日夜にかけて
29日午後6時までの24時間予想降水量（多い所）
▼東海地方…180ミリ
▼関東甲信地方…120ミリ
▼東北地方…100ミリ
鄭重声明：本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。
